お父さん、ありがとう
今週のお題「お父さん、ありがとう」
父が他界して20年あまり。
ふと、超のつく読書家であった父の残した書籍を整理していたら、
残念ながら一巻である風の巻きはありませんでしたが、
二、三、四巻はあり、一巻は自分で購入し読破しました。
父が購入した本を始めた読んだのが、やはり新田次郎の
八甲田山死の彷徨でした。
自分も年齢を経て、父はどんな思いで武田信玄を読んでいたのだろうかと感慨に更けるところがあります。
武田信玄が最後の戦いに挑んだ西上ルートには、父の出生の地があります。
また、新田次郎の出生地である諏訪に住んでいたことがあります。
本を読み進めていくと、父と一緒に越えた杖突峠など、鮮明に記憶が蘇ってきました。
そんな本を置いて逝った父。
ありがとう。